A realist in an ideological age

ゆとり世代が考えたこと,学んだことを記録するブログ

三面等価の原則

経済学におけるGDP三面等価の原則.

GDPとは,国内で産み出された付加価値の合計を示す.
重要な性質として,生産面,支出面,分配面からみたGDPは必ずその合計が合致する*1

生産,支出は言葉の意味のまま理解すればいい.
分配というのは,要は所得という意味である.
 

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支出面と分配面は内訳も確認しておく.
■支出面
→民間最終消費支出+政府最終消費支出+民間設備投資+民間住宅投資+公的固定資本形成+在庫変動+純輸出(輸出ー輸入)

■分配面 
→雇用者所得+利益余剰*2+固定資本減耗+間接税ー補助金

*1:というよりも,一致するように定義したものをGDPと呼ぶ.
これは例えるならば,1Cの電荷を電場中に置いたとき,電荷に掛かる力 F[N] が {\displaystyle F=qE} を満たすように電場E[N/C]を定める.のように,何故?ではなく,そういうふうにGDPを定義する.というものである.

*2:株主,経営者に対する報酬など